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2014年6月17日 (火)

【厳選過去問/択一】労働者災害補償保険法 H 21‐5 【傷病補償年金】 重要度:A

問 傷病補償年金に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。

A 傷病補償年金は,業務上の傷病に係る療養の開始後1年6か月を経過した日の属する月の翌月の初日以後の日において次のいずれにも該当し,かつ,その状態が継続するものと認められる場合に支給される。
 ①当該傷病が治っていないこと
 ② 当該傷病による障害の程度が厚生労働省令で定める傷病等級に該当すること

B 業務上の傷病が療養の開始後1年6か月を経過しても治らず,かつ,その傷病により例えば次のいずれかの障害がある者は,厚生労働省令で定める傷病等級に該当する障害があり,傷病補償年金の受給者になり得る。
 ①両手の手指の全部の用を廃したもの
 ②両耳の聴力を全く失ったもの
 ③両足をリスフラン関節以上で失ったもの
 ④ 胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し,特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの

C 傷病補償年金は,労働者の請求に基づき,政府がその職権によって支給を決定するのであって,支給の当否,支給開始の時期等についての判断は,所轄労働基準監督署長の裁量に委ねられる。

D 傷病補償年金の支給事由となる障害の程度は,厚生労働省令の傷病等級表に定められており,厚生労働省令で定める障害等級の第1級から第3級までの障害と均衡したものであって,年金給付の支給日数も同様である。

E 傷病補償年金の受給者の障害の程度が軽くなり,傷病等級表に定める障害に該当しなくなった場合には,当該傷病補償年金の支給は打ち切られるが,なお療養のため労働することができないため賃金を受けない状態にある場合には,政府が労働者の請求を待たず職権で休業補償給付の支給を決定する。

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【解説・解答】

A 誤 傷病補償年金は,業務上負傷し,又は疾病にかかった労働者が,当該傷病に係る療養の開始後1年6箇月を経過した「日又は同日後」において次の①又は②のいずれにも該当することとなったときに,その状態が継続している間,当該労働者に対して支給される(法12条の8第3項)。
 ①当該傷病が治っていないこと
 ② 当該傷病による障害の程度が厚生労働省令で定める傷病等級(第1級から第3級)に該当すること

B 誤 本肢に掲げられる①から④までの障害は,いずれも労災保険法施行規則別表第2に規定される傷病等級表には掲げられていないため,これらの障害を有する者であっても,厚生労働省令で定める傷病等級に該当する障害の状態にあるとはいえず,傷病補償年金の受給権者となることはできない(法12条の8第3項,則別表第2)。

C 誤 傷病補償年金の支給を受けるためには,労働者の請求は必要とされておらず,所轄労働基準監督署長が,被災労働者が傷病補償年金に係る支給要件に該当することとなった場合に,職権によりその支給の決定を行うこととされている(則18条の2第1項)。

D 正 本肢のとおりである(則別表第1,則別表第2)。

E 誤 傷病補償年金の受給権者の障害の程度が軽くなり,傷病等級表に定める障害に該当しなくなった場合,当該傷病補償年金の受給権は消滅し,傷病補償年金の支給は打ち切られるが,当該受給権が消滅した月の翌月からは,必要に応じ休業補償給付が支給される。この場合,休業補償給付の支給を受けようとする者は,政府に請求しなければならず,政府の職権によって,休業補償給付の支給の決定が行われるのではない(法12条の8第2項)。

正解 D

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