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2014年6月21日 (土)

【厳選過去問/択一】労働者災害補償保険法 H 22‐7 【不服申立て】 重要度:A

問 労災保険の保険給付及び特別支給金等に関する処分に対する不服申立て及び訴訟等についての次の記述のうち,正しいものはどれか。

A 保険給付に関する不支給決定に不服のある被災者や遺族は,審査請求をした日から1か月を経過しても労働者災害補償保険審査官の決定がないときは,当該審査請求に係る処分について決定を経ないで労働保険審査会に対し再審査請求をすることができる。

B 「事業主が故意又は重大な過失により生じさせた業務災害の原因である事故」について保険給付を行ったときに該当するとして,政府からその保険給付に要した費用に相当する金額の全部又は一部を徴収する処分を受けた事業主は,当該処分に不服がある場合でも異議申立てをすることはできない。

C 保険給付に関する不支給決定に不服のある被災者や遺族が,労働者災害補償保険審査官に対して行う審査請求は,保険給付を受ける権利について時効中断の効力を生じる。

D 特別支給金に関する決定は,保険給付に関する決定があった場合に行われるものであり,当該特別支給金に関する決定に不服がある被災者や遺族は,労働者災害補償保険審査官に審査請求をすることができる。

E 保険給付に関する不支給決定についての審査請求に係る労働者災害補償保険審査官の決定に対して不服のある被災者や遺族は,どのような場合にも,労働保険審査会に対し再審査請求すると同時に,処分の取消しの訴えを提起することができる。

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【解説・解答】

A 誤 本肢の場合,審査請求をした日から「3箇月」を経過しても審査請求についての労働者災害補償保険審査官の決定がないときは,当該審査請求に係る処分について決定を経ないで労働保険審査会に対し再審査請求をすることができる(法38条2項)。

B 誤 事業主からの費用徴収に関する処分について不服のある者は,当該処分をした都道府県労働局長に異議申立てをすることができる(法41条)。

C 正 本肢のとおりである(法38条3項)。

D 誤 法38条1項の保険給付に関する決定に不服のある者は,労働者災害補償保険審査官に対して審査請求をすることができる旨の規定は,特別支給金については準用されていないため,特別支給金に関する決定に不服のある場合であっても,労働者災害補償保険審査官に対して審査請求をすることはできない(支給金規則20条)。

E 誤 保険給付に関する決定についての当該処分の取消しの訴えは,原則として,当該処分についての再審査請求に対する労働保険審査会の裁決を経た後でなければ提起することができない。ただし,①再審査請求がされた日から3箇月を経過しても裁決がないとき,又は②再審査請求についての裁決を経ることにより生ずる著しい損害を避けるため緊急の必要があるときその他その裁決を経ないことにつき正当な理由があるときは,労働保険審査会の裁決を経ずに,処分の取消しの訴えを提起することができることとされている。したがって,どのような場合にも労働保険審査会に対し再審査請求すると同時に,処分取消しの訴えを提起することができるわけではない(法40条)。

正解 C

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