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2014年6月 3日 (火)

【厳選過去問/択一】労働基準法 H 23‐4 【労働時間】 重要度:A

問 労働基準法に定める労働時間等に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。

A 当該事業場に,労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合,労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定があるときは,使用者は,その定めに基づき,労働基準法第34条第1項に定める休憩時間を一斉に与えなくてもよい。

B 使用者が,労働者に対して,4週間を通じ4日以上の休日を与え,その4週間の起算日を就業規則その他これに準じるものにおいて明らかにしているときには,当該労働者に,毎週少なくとも1回の休日を与えなくても,労働基準法第35条違反とはならない。

C 労働基準法第36条に定めるいわゆる36協定を締結し,行政官庁に届け出た場合においても,使用者は,1日の労働時間が6時間を超える場合においては少なくとも45分,8時間を超える場合においては少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。

D 労働基準法第36条に定めるいわゆる36協定を締結した労働者側の当事者が労働者の過半数を代表する者ではなかったとしても,当該協定を行政官庁に届け出て行政官庁がこれを受理した場合には,当該協定は有効であり,労働者は使用者の時間外労働命令に従う義務を負うとするのが最高裁判所の判例である。

E 労働基準法第33条又は第36条に規定する手続を経ずして時間外又は休日労働をさせた場合においても,使用者は,同法第37条第1項に定める割増賃金の支払義務を免れない。

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【解説・解答】

A 正 本肢のとおりである(法34条2項)。本肢の協定をする場合には,「一斉に休憩を与えない労働者の範囲」及び「当該労働者に対する休憩の与え方」について,協定しなければならない(則15条1項)。なお,本肢の協定については,行政官庁への届出は不要である。

B 正 本肢のとおりである(法35条2項,則12条の2第2項)。なお,変形休日制における「4週間」の意義については,特定の4週間(起算日からの4週間)に4日の休日があればよいということであり,任意の4週間を区切ってそのすべてに4日の休日が与えられていなければならないという趣旨ではない。

C 正 本肢のとおりである(法34条1項)。

D 誤 36協定の労働者側の締結当事者が労働者の過半数を代表する者ではない場合には,当該協定は有効であるとは認められず,労働者は使用者の時間外労働命令に従う義務はないとするのが最高裁判所の判例である(最高裁第二小法廷判決 平13.6.22 トーコロ事件)。

E 正 本肢のとおりである(平11.3.31基発168号)。

正解 D

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